ポイ活における”煽り”について

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ゆたかさん主催のポイ活アドベントカレンダー2025の企画に参加させていただきました
昨日12/13の担当はゼニッち船長さんです 記事はこちら

Xでポイ活その他お得情報などを発信しているひろしと申します 自己紹介はこちら
今年はブログを立ち上げたのでブログから参加させていただきました
いつもながらまとまりなく乱文で申し訳ありませんが、お時間があれば一読いただけると幸いです
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昨年、一昨年の記事はnoteに載せてありますのでよければどうぞ

昨年:電力ポイ活
一昨年:ポイ活とマルチタスク

はじめに ポイ活にのめり込んでしまう?

初日のゆたかさんの記事では、オリパのような不確定要素のある案件では、過剰な演出から射幸心を刺激されたり、サンクコストによって途中でやめにくくなるというメカニズムが実体験をもって書かれていました
実際に競輪やオートレースなどの公営ギャンブルの招待キャンペーンからのめり込んでギャンブル依存になってしまった例もニュースになっており、これが原因かどうかはわかりませんが招待キャンペーンが中止になってしまったということもありました

馬券でポイント、競艇でマイル…負けても還元 公営ギャンブルのポイ活事情 男性が語った「究極のサービス」:東京新聞デジタル
連載〈公営ギャンブルの「ポイ活」〉① ネットショッピングなどで急速に拡大している「ポイ活」。ネット投票の普及とともに競馬や競艇などでも...
【独自】公営ギャンブルの「ポイ活」に見直し指示 政府「過度なものをやめるように要請」:東京新聞デジタル
公営ギャンブルにインターネットを通じて賭けると、ポイントが還元されるサービスについて、各競技の監督官庁が抑制するように指示していたこと...

僕自身もTIPSTARやWINTICKETなど競輪アプリはポイ活として参加していました
ただ、演出はかえってじゃまだなと感じるだけで熱くなって追加入金することもなく期待値のありそうなワイドで回収したり、3連単当てて還元がもらえるキャンペーンも手持ち資金の枠でしか参加しませんでした
競輪漫画を読んでから少し興味も出てきましたがすぐに熱が冷めてしまいました…
競輪についてはアドベントカレンダー4日目ブチコさんの記事をどうぞ

ギャンブルについてはサルを破壊する実験が一時期ネットで有名になったように、「不確実性」がハマって抜け出せなくなるキーワード、きっかけとなります
ゆたかさんのケースはオリパでしたが、ポイ活をきっかけに、アドベントカレンダー5日目もずびさんの記事のようにFXだったり、暗号資産や株式の取引にハマってしまいもらったポイント以上の損失を出すケースもちらほらと聞きますね

このあたりのメカニズムは色々と研究も進んでおり、単なる気持ちの問題ではなく、脳内の神経伝達物質やネットワークの変化が起こっていることがわかってきています
https://www.ncasa-japan.jp/understand/gambling/about

ただ、ギャンブル案件やFXなどで損失を出してなかったとしても、ポイ活は不確実性が少なく気軽にお得が得られるのがウリのはずなのに、たくさんの案件を抱えて追いつかなくなったり、時間ばかりかかって思ったほどお得になってなくてあれ??となることは経験があると思います
アドベントカレンダー8日目GKさんの記事にもあるように情報の波、タスクの波にのまれていわゆる「ポイ活疲れ」に陥るほどのめり込んでしまう方もいますよね
このあたりは不確実性が大きな影響を与えているギャンブルとは違うメカニズムがあるのかなと思い、アドベントカレンダーを機に記事を書いてみることにしました

きっかけになったのは裏小枝さんのこのリプからでした
ギャンブルについてはたくさん研究が進んでるので、少し違った方向でのめりこみについて考えてみました

ポイ活における煽り

SNSやポイントサイトをみてると、お得!還元!のような言葉が氾濫しており、〇日まで期間限定とか、過去最高とかの言葉も飛び交っていて、なんとなく今やらないと損してしまう…という気持ちになってしまいます



差別化を図るためか、神還元!のように神様から与えられたかのようなすごい言葉とか、情熱還元!のように某企業のキャッチコピーそっくりで大丈夫かな?と思うような言葉も出てくるようになりました
やばい!えぐい!のように具体性に欠ける言葉、叫び声のようなひらがなの羅列等も目にします
枯れる前に急げ!という品薄商法のようなフレーズもありますね
視覚的にもキラキラしていたり、赤など目立つ色で大きく表示されていたり、感嘆符(!)や大量の絵文字を使って強調されていることもあります
これらのように、具体性に欠ける激しい言葉、判断を急がせようとする言葉、視覚的な演出をこの記事では「煽り」として扱うことにします

こういった言葉や視覚的効果につられて案件に飛びついたものの、あとから振り返ってみたらそこまで急ぐようなおいしい案件だったかなと思ったり、数か月後にさらに条件がよくなったりして後悔してしまった経験はないでしょうか
あるいはあれもこれもお得に見えてしまい飛びついたものの条件をクリアできずポイントがもらえなかったなどの経験はないでしょうか

煽られるとどうなるのか

※このあたりの領域は精神医学とは近いようで遠い領域で専門外なので、chatGPTに相談しつつ調べました
一応オープンアクセスの査読済論文から情報を拾うように指示して、出てきた文献やその内容は自分でも拾って中身を確認し、ハルシネーションでないことは確認しています
が、専門外のため誤りなどありましたらご指摘いただけると幸いです

神還元、情熱還元、やばい、えぐい等の具体性に欠ける言葉
ギャンブルでは不確実な予想外の報酬が得られたときに脳内の報酬系が活発に興奮するわけですが、ギャンブル以外でも予想外の得が得られたとき(実際に得られてなくても得られると感じられたとき)に報酬系が活発になるとされています
〇%還元、〇円お得と具体的にアピールされるよりも、具体性に欠ける激しい言葉、オリジナリティのある言葉でアピールされた方が、具体的な比較対象がないため予想外と感じやすくなる=報酬系がより興奮する可能性があります

期間限定、枯れる前に急げ!などの判断を急がせる言葉
お得になる情報を知ってしまった時点でその案件を手に入れないと損したと考えてしまいます。期間や数量限定をアピールすることで、得よりも損失を避ける方に重点を置くという人間の性質に訴えかけやすくなります
また、期間数量限定というだけで希少性が高まるため参加意欲が高まりやすくなります
(季節限定の商品をつい手に取ってしまうような感覚でしょうか)

視覚的な効果
ギャンブルでの視覚的な演出はプレイ時間の延長、賭け金の増大などと関連している報告があります
ポイントサイトやSNSの場合、ギャンブルほどの激しい演出はないかもしれませんが、過度な強調、絵文字の多様により報酬系に働きかける効果はあるかもしれません

ギャンブルとは異なり、また一般的な消費行動(買い物)とも異なるため、なかなかポイントサイトやポイ活という仕組みに完全に一致した報告はほとんどないので断定的なことはいえませんが、具体性に欠ける激しい言葉・演出と、期間や数量を区切って焦りを与えることにより、判断基準がブレて本来なら参加しない案件にも飛びついてしまうという現象は起こっても不思議でないと考えます。

なぜ煽るのか

ギャンブルで射幸心を煽るような演出をするのは胴元が儲かるからですよね
もちろんポイ活においても煽ることによって誰かが儲かってるわけなんです
(ポイ活のお金の流れについては2年前のアドベントカレンダーのはるぽいさんの記事がわかりやすいのでよかったら読んでみてください)
ポイ活の原資は各企業の宣伝広告費であり、企業と参加者をつなぐのがポイントサイト(やアフィリエイター、上流にASPもありますがここでは単純化)です
ある案件にポイントサイトを経由して参加することで企業から報酬が入り、報酬をポイントサイトと参加者が分け合う形となっています

ポイントサイトとしては、参加者が自分のサイトを経由して参加してくれれば報酬がもらえるわけなので、その案件が参加者にとって利益が大きいか小さいかというよりも、企業から入る報酬が大きいか小さいかのほうが重要となります
企業から大きな報酬が入る案件は参加者の利益が小さくてもメリットが大きいのでなんとしても取りたい、ただ参加者のメリットが薄いと正当な訴求方法では難しいので、人間の本質に働きかける「煽り」を行うことになるのかもしれません

個人的には具体性に欠ける言葉は何の参考にもならないので好きではないのですが、煽りの力には抗えず飛びついてしまう人が一定数は出てくる、といったことが起こる≒トータルでは利益が出る、ということなのでしょうか

逆に煽りの手法を使って自分のリンクをたくさん使ってもらいたい場合…
・予想外のお得と感じさせるために具体性のない意外性・刺激性のあるワードを意識的に使う
多分オリジナリティがある方がいいんでしょうね いいのを思いついたらこっそり教えてくださいw
・希少性と限定をアピールする
〇日まで、数が限られているのように焦りを生むワードが重要になります
あとから復活しても現在のキャンペーンが限定なら嘘にはなりません
・視覚的演出
派手でキラキラした演出があればいいようです 文字だけではなく!や絵文字をふんだんに使う、派手なイラストをつける、できたら動画にする、聞いてもらえるかはわからないが音声もつける、などが効果的だと思います

煽られないためには

激しく強調された視覚的な演出はどうしようもないので、それ以外の要素については情報収集し比較検討する習慣をつけることが重要だと思います

なんとなくお得そうなワードが並んでいても、他のポイントサイトではもっといい条件で出ているかもしれません まずはどこ得で検索してみましょう ポイントサイト一覧をみることができます
たとえば12月11日時点での楽天証券の場合このような形になります

どこ得は現時点での最高額はわかりますが、過去どうだったかについてはわかりません
その場合はXの検索欄で「案件名 ポイントサイト名」を入れるとインフルエンサーがポストしているものをみつけることができると思います
上の楽天証券の場合、「楽天証券 モッピー」で検索すると2万ポイント以上のものがたくさん出てくるので、今は安い時期なんだなとわかります

次に、自分の中で参加する基準を決めておくことが重要だと考えています
年会費無料クレジットカードの場合は1万ポイント以上、年会費が必要なカードの場合は〇ポイント以上、FX案件は15000ポイント以上など、自分なりの基準を決めておけばそれ以下については無視することができます
もちろん今後絶対使うクレカだから5000ポイントでも作る、条件が複雑そうだから2万ポイントだけどやめておく、なども全然大丈夫です
自分なりの基準があることによって、えぐい!やばい!神還元!のような情報のない言葉につられることは減るはずです

↑の基準は大体僕が普段意識しているものですが、ポイ活を始めたばかりだと相場もなかなかわからないですし、人間の本質を突かれてしまうので煽られて飛びついてしまうのもやむを得ないかもしれません…
ある程度は安値掴みをしたり、くたびれ損みたいな案件にもついつい参加ししてしまったりしつつ、自分の中でのキャパや相場観を掴んでいくしかないのかもしれません

たまに煽りかなと思っても本当に急ぎでいわゆる熱い案件もあるのが難しいところです…
今年だと2月のセゾンカードのリボ案件(通称セのリ)は広まりすぎて新規カード発行からの参加はあっというまに塞がれてしまいました
手持ちのセゾンは参加しましたが新規発行ためらってるうちにダメになりました… あと2-3枚はいけるならいきたかったんですが

また、10月のモッピーのStoneX証券2万ポイントも1日前後で塞がってしまいました
コストは1000円前後、普段みかけないFX会社、金融庁登録あり(今年春頃に金融庁登録なしの海外FXからの入金で銀行口座凍結が話題になった)ということで飛びついて間に合いましたが少し遅れた方々は口座開設拒否というとんでもない方法で塞がれました

この2個は今年度おいしかった案件TOP5には入ってると思います
小枝さんが毎年マイベストポイ活をアドベントカレンダーで発表してますが入ってる気はしてます
(あとで答え合わせしてみてください笑)

おわりに ポイ活のその先は?

ここまで読んでいただきありがとうございました
調べれば調べるほど、煽りの手法は人間の本質的なところをついてくるので、抗うのが難しいんだなと感じました…

SNSで情報の波に晒されているとあれもこれもやらなくては…となってしまいずっと何かに追われている状態になりますよね
タスクを緊急度と重要度で4分割するという有名な手法がありますが、ポイ活は多くの場合「緊急だけど重要ではない」に分類されるはずです
ここにかける時間とエネルギーは最小限とし、「緊急ではないが重要」なタスクにリソースを割り振るべきとされています
ポイ活はある程度ルーチン化、自分の基準をクリアしたものだけ機械的に選んで参加、得られた利益を使って時短(タクシー、配食・ネットスーパー)や息抜き・リラックスに使ったり、自己投資(将来に繋がるもの:資格や事業立ち上げなど?)につなげていくのがいいんだろうなと思ってます
12日目もちさんの記事にもありましたが、ポイントは使って初めて利益、使うまでは幻のようなものですから、貯めることばかりでなく使うことも意識しないといけませんよね

こんなこと言いながらも、僕はかれこれ6~7年ほどどっぷりハマってしまいなかなか抜け出せてません苦笑
ポイ活は範囲は広大、深さも浅瀬から深海まであるので、自分がどんなスタンスでポイ活をやっていくか考えて向き合っていけるといいですね



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一足早いですが1年間お疲れさまでした&よいお年をお迎えください

明日12/15はめるさんが担当です
ポイ活は案件に名義数分参加できて、その分利益も増えるので夫婦で協力できればなお強力です
家族との向き合い方も大事になりますね

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